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【東海総通】マイメディア東海

平成28年5月31日
東海総合通信局

コラムVol.39 使いすぎに注意!スマホの使用による健康への影響

子どもをネット危機から守るスマホ・ネット講座 第10回

子どもも要注意 スマホ老眼!

なんだか、目がショボショボするなぁ。
最近、視力が落ちたかも・・・。

 今回は、スマホの使いすぎによる健康への影響についてお話したいと思います。

 スマホに夢中になると、いつの間にか長い時間、スマホの画面を一定の距離で見続けてしまっていることがあります。
この結果、目の筋肉が凝り固まってピントを合わせる力が弱まったり、目の筋肉に疲労がたまったりして視力低下をまねいたりすることがあります。また、スマホはパソコンなどより画面を近くで見ることになるため、ピント合わせを行う目の負担はより大きいと考えられます。

 普段、ごろっと寝転がってスマホを使っていませんか?寝転んで画面を見ていると左目と右目で画面までの距離に差ができやすく、片方の目に疲れが集中してしまいます。

 また、近くがぼやけて見える目がかすむといった老眼と同じような症状のスマホ老眼が、なんと、子どもでも起こることがあります。

 文部科学省が幼稚園児〜高校生を対象に実施した調査では、視力が1.0未満の子どもの割合は、近年、増加傾向となっています。もちろん、この原因が全てスマホとは限りませんが、年々、子どもたちが携帯電話やスマホなどを使用する機会が増えていることを考えますと、興味深い傾向と言えます。

グラフ図1:裸眼視力1.0未満の者の推移

昭和54年から平成26年までの、幼稚園及び小中高生別裸眼視力1.0未満の数を表した折れ線グラフです。35年前と比べるとどの世代でも約1割増加しています。

まばたきしてますか?

 お子さんがスマホを持っていたら、使っているときに、しばらく目の様子を観察してみてください。ちゃんとまばたきをしていますか?

 スマホに夢中になるとまばたきの回数が減ってしまうことがあります。この結果、涙の量が減って目が乾燥してしまうため、目の表面が傷いたり目の病気にかかりやすくなったりするので注意が必要です。

 また、スマホからは様々な色の光が出ているのですが、中でもブルーライトはエネルギーが強く、長時間浴びていると、目が傷つく可能性もあります。そこで、スマホ画面の明るさを下げたり、ブルーライトをカットする機能をもった眼鏡や画面用のフィルムを利用したりするといった対策も重要です。

 このように、長い時間スマホを使っていますと目に大きな負担がかかりますので、定期的に目を閉じる、遠くを見る、目を温めるなどして目をリラックスさせることが大切です。また、寝転んでてスマホを使わない、意識してまばたきを多くするなども、大事な目を守るために有効です。

ブルーライトをカットするめがねとスマートフォンのイラストです。

知らないうちに身体への影響も…

 じつは、スマホの使いすぎによる健康への影響は、他にもいろいろとあります。

 最近の話題のひとつがストレートネックによる影響です。
人の首はゆるやかにカーブしていて、重たい頭をクッションのように支えているのですが、うつむいた姿勢を長い時間続けることで首が直線に近い状態になることがあります。この結果、重たい頭をクッション無しで首の筋肉などで支えることになり、頭痛、肩こり、首の痛み、めまい、ひどい場合には吐き気などの症状も出ることがあります。

正常な首とストレートネックを比較しているイラストです。

 ほかにも、手や指への直接的な影響もあります。
長い時間スマホを握り続けることによって、指の機能に支障をきたすこともあります。たとえば、スマホを小指にかけて長時間握っていると小指が変形したり、しびれが起こることがありますので、一度、お子さんの指をチェックしてみてください。

スマートフォンを小指に引っかけて持っているイラストです。

 スマホの操作を親指で行うことによって、親指の付け根近くの腱(けん)が炎症を起こして、一種の腱鞘炎(けんしょうえん)になることもあります。この場合、親指を伸ばしたり広げたりする時に痛みが起こります。

女の子がスマートフォンの操作について、「同じ指ばかり使うと身体的負担が大きくなる」と注意しているイラストです。

 グラフ図2はパソコン作業などによる健康への影響について、厚生労働省が企業の社員などを対象に実施した調査です。これによると9割以上の方がが目の疲れ・痛み、7割以上の方が首、肩のこり・痛みを感じている、との結果が得られています。スマホについてもパソコン作業と同様、身体のあちこちに負担がかからないよう、使いすぎに気をつける必要があるといえます。

グラフ図2:VDT作業における身体的な疲労や症状がある割合

コンピュータなどを使った作業によって感じる身体的な疲労や症状についての棒グラフです。特に多いのは、目の疲れ・痛み90.8%、首のこり・肩の痛み74.8%です。

ぐっすり眠るために寝る前はスマホを使わない

 先ほどふれたブルーライトは目への負担が大きいだけでなく、睡眠を誘うホルモンの分泌を抑制してしまうため、寝る前にスマホを使っていると、なかなか寝つけなかったり、睡眠障害をまねいたりすることもあります。このため、寝る前(たとえば1〜2時間程度)はスマホの使用は止めて、画面を見ないようにすることが大切です。

 今回は、スマホの使いすぎによる健康への影響についてご紹介しましたが、とくに、心身ともに急速に発達する大事な時期である子どもにとっては、その影響は大人以上にその影響が大きなものとなります。

 このため、お子さんの状況について目や身体の調子まばたきしているかしっかり寝ているかなど、日ごろから保護者もしっかり気を配ることが大切です。

(このコラムは、一般社団法人静岡県出版文化会発行の月刊ファミリスに当局職員が寄稿した原稿を一部修正して掲載しています。)


連絡先
東海総合通信局 電気通信事業課
電話:052-971-9401
東海総合通信局 企画広報室
電話:052-715-5110

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