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平成7年(1995年)産業連関表(確報)結果の概要

e-Statの項目は、政府統計の総合窓口「e-Stat」掲載の統計表です。

I 平成7年(1995年) 産業連関表からみた日本経済(概観)

 今回取りまとめた平成7年(1995年)産業連関表(以下、「平成7年表」という。)から日本経済をみると、以下のとおりです。

 まず、供給側からみると、平成7年の財・サービスの総供給額は980兆8243億円です。うち、国内生産額は937兆1006億円(総供給額の 95.5%)、輸入額は43兆7236億円(同4.5%)である。平成2年(1990年)産業連関表(以下、「平成2年表」という。)と比べると、総供給 額は6.8%増、国内生産額は7.4%増、輸入額は4.6%減となりました。

 国内生産額は、商業、不動産、医療・保健・社会保障、対事業所サービス等の生産の増加が寄与したため増加しました。しかし、バブル経済崩壊後景気 が低迷し、その後も景気回復テンポが緩やかであったことなどから、農林水産業、鉱業、製造業及び建設の財では、生産額が減少しました。他方、輸入について は、数量ベースでは増加したものの、金額ベースでは円高、原油価格の下落などによる影響から減少しました。この結果、平成7年の総供給額に占める輸入額の 割合は4.5%で、平成2年の5.0%に比べ0.5ポイント低下しました。

 国内生産額の費用構成の内訳をみると、生産に用いられた原材料・燃料等の財及びサービスの中間投入額は431兆8547億円で、国内生産額に占め る割合を示す中間投入率は46.1%です。また、中間投入額に占める財とサービスの構成比をみると、平成7年は財の投入率は55.1%、サービスの投入率 は44.9%であり、平成7年表の部門分類に合わせて組替集計した平成2年表のそれぞれ60.2%、39.8%に比べ、生産面におけるサービス経済化が進 展しました。

 国内生産額のもう一つの構成要素である粗付加価値額は505兆2460億円で、国内生産額に占める割合を示す粗付加価値率は53.9%です。ま た、粗付加価値額に占める主な項目の構成比は、雇用者所得が54.1%、営業余剰が19.7%、資本減耗引当が16.0%です。

 次に、需要側からみると、平成7年の財・サービスの総需要額は980兆8243億円です。うち、生産活動用の原材料・燃料等の財及びサービスに対 する中間需要額が431兆8547億円(総需要額の44.0%)、最終需要額が548兆9696億円(同56.0%)です。最終需要額の内訳は、国内最終 需要額が502兆1605億円(総需要額の51.2%、最終需要額の91.5%)、輸出額が46兆8091億円(総需要額の4.8%、最終需要額の 8.5%)です。さらに、国内最終需要額の内訳は、消費が360兆3778億円(国内最終需要額の71.8%)、投資が141兆7827億円(同 28.2%)です。

II 平成7年(1995年)産業連関表取引基本表及び付帯表の公表について

1 趣 旨

 我が国の統一的な産業連関表は、昭和30年(1955年)産業連関表以来、5年ごとに関係省庁の共同作業により作成されています。

 平成7年(1995年)産業連関表は、その第9回目に当たるものであり、総務庁、経済企画庁、大蔵省、文部省、厚生省、農林水産省、通商産業省、 運輸省、郵政省、労働省及び建設省の11省庁が作成作業を行い、平成10年9月22日に速報、平成11年3月18日に確報を公表しました。

2 産業連関表報告書に掲載されている統計表の概要

統計表はこちらe-Stat

(1) 取引基本表  

1) 基本分類 (行519部門×列403部門)  

2) 統合小分類(186部門)  

3) 統合中分類(93部門)  

4) 統合大分類(32部門)

(2) 投入係数表(統合小分類、統合中分類、統合大分類)

(3) 逆行列係数表
1)〔I-(I-^M)A〕-1 型 (統合小分類、統合中分類、統合大分類)
2)〔I-Ad〕-1 型  (統合小分類、統合中分類)
3)〔I-A〕-1 型       (統合小分類、統合中分類)

(4) その他の係数表(統合小分類、統合中分類、統合大分類)

1) 最終需要項目別生産誘発額等諸表

2) 最終需要項目別粗付加価値誘発額等諸表

3) 最終需要項目別輸入誘発額等諸表

4) 総合輸入係数表等

(5) 付帯表

1) 商業マージン表 (統合中分類)

2) 国内貨物運賃表 (統合中分類)

3) 輸入表 (統合中分類)

4) 屑・副産物発生及び投入表 (基本分類)

5) 物量表(試算表) (基本分類)

6) 雇用表 (基本分類、統合小分類、統合中分類)

7) 雇用マトリックス (統合中分類(自家輸送及び事務用品を除く))

8) 固定資本マトリックス (統合中分類を基本に、特掲又は統合等)

9) 産業別商品産出構成表(V表) (統合中分類を基本に、若干の特掲)

10) 自家輸送マトリックス (行・基本分類×列・統合小分類)

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