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8) イベントエンティティ表

☆ 様式の概要

 ドライブ情報とは、DFD(論理化)で示された「本来の括り」でまとまった業務に関するイベント(住民票の写しの交付申請、等)が発生した際に、DFD(論理化)で示された矢印線に沿って流れる「情報」を指します。またエンティティとは、その業務に関係する資源(ひと、もの、かね等)を指します。
 イベントエンティティとは、ドライブ情報の中で、その業務に関係するどのエンティティに関する「情報」が示されているか、を指します。
 イベントエンティティ表とは、分析対象業務の本来の姿を把握するために、DFD(論理化)によって示された「本来の括り」でまとまった業務で流れるドライブ情報の上で、その業務に係わるどのような資源(ひと、もの、かね等)の状態が表現されているかについて、分析するための表です。

☆ 表記方法

イベントエンティティ表の例

図 「イベントエンティティ表の例」

 イベントエンティティ表は、DFD(論理化)の業務で流れるドライブ情報の上で、その業務に係わるどのような資源(ひと、もの、かね等)の状態が表現されているかを示すための表です。
 イベントエンティティの横軸は、ドライブ情報の上で表現される「ひと、もの、かね」及び「イベント」の種類を示します。「イベント」とは、あることが起きたことを示すもので、イベントの発生時間、発生理由などが該当します。
 DFD(論理化)一筆書きでまとめられた一連の業務(イベント)で流れるドライブ情報の実体(情報実体)をイベントエンティティ表の縦軸に置き、各情報実体の上でどの資源の状態が表現されているかについて、該当する個所に情報実体の項目名を書き入れます。

☆ 準備するもの

(1)グループ作業の場所

  • 対象業務の担当者(複数)が共同で「イベントエンティティ表の作成作業」を行うための場所と机・椅子等を確保します。

(2)DFD(論理化)

  • 対象業務のDFD(論理化)を用意します。

(3)情報実体のサンプル

  • 対象業務のDFD(論理化)上のドライブ情報の実体(情報実体)のサンプルを用意します。

(4)イベントエンティティ表の様式

  • A3版の用紙に、イベントエンティティ表の様式(枠線)を書いておきます。

(5)筆記用具

  • イベントエンティティ表に文字を書き込む筆記用具(鉛筆、消しゴムなど)を用意します。

☆ 作成方法

(1)DFD(論理化)の準備

  • イベントエンティティ表の作成に当たり、予め、DFD(論理化)を用いた業務機能の論理化を行っておきます。

(2)ドライブ情報の上で表現される資源の把握

  • 論理化DFD上のドライブ情報(情報実体)からサンプルを選び、その情報実体の中で、どのような「ひと・もの・かね・イベント」についての情報が記載されているかについて、グループ討議を交えて検討し、イベントエンティティ表にまとめます
  • 該当する個所には、情報実体の上で、記載されている「ひと・もの・かね・イベント」がどのように呼称されているかを記入します
  • DFD(論理化)上のすべてのドライブ情報について、同様に分析を進めます。

☆ 作成例(川口市の場合)

川口市では、総務省の「平成17年度自治体EA事業」において、分析対象業務の担当者が参加した業務情報の抽象化分析の中で、イベントエンティティ表を作成しました。



他の様式

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