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9)情報体系整理図(UMLクラス図)

☆ 様式の概要

 情報体系整理図とは、業務における「情報」について、各「情報」間の関連及び構造を示すための図です。

☆ 表記方法

情報体系整理図の例

図 「情報体系整理図の例」

 情報体系整理図は、業務の対象となる物理的存在(ひと、もの、かね)と事象(イベント)との関係を、UMLクラス図の形式で示します。
 情報体系整理図の中心には、対象とする「業務」が置かれます。「業務」の上には、その業務の対象となる物理的存在(ひと、もの、かね)が置かれます。一方、「業務」の下には、その業務で発生する事象(イベント)が置かれます。

☆ 準備するもの

(1)グループ作業の場所

  • 対象業務の担当者(複数)が共同で「情報体系整理図の作成作業」を行うための場所と机・椅子等を確保します。

(2)イベントエンティティ表

(3)模造紙

  • 情報体系整理図を書く模造紙を用意します。

(4)筆記用具

  • 情報体系整理図を書く筆記用具(鉛筆、消しゴムなど)を用意します。

☆ 作成方法

(1)イベントエンティティ表の準備

(2)情報体系整理図の作成

  • 情報体系整理図の中心に、対象とする「業務」を記載します。
  • その「業務」の上に、イベントエンティティ表に示された「ひと、もの、かね」を記載します。
  • 「業務」の下に、イベントエンティティ表に示された事象(イベント)を記載します。

☆ 作成例(川口市の場合)

川口市では、総務省の「平成17年度自治体EA事業」において、分析対象業務の担当者が参加した「基本的な機能や情報の組合せによる業務把握」の中で、情報体系整理図を作成しました。



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