3) データ定義表

☆ 様式の概要

 データ定義表とは、分析対象とした業務に関する情報システムがある場合、その業務を構成する「情報」が、情報システム上のマスターファイルやデータベースで、どのような形で管理されているかについて示すための表です。

☆ 表記方法

データ定義表の例

図 「データ定義表の例」

 データ定義表は、分析対象とした業務に関する情報システムのマスターファイルやデータベースの構造(マスターファイルのレコード構成、データベースのテーブル構成や各テーブルのフィールド構成)を表形式にまとめたものです。表中の各項目には下記の内容を書き入れます。

項目名 記載内容
エンティティ 一連のデータ項目で表現する「ひと、もの、かね」などの存在や概念の名称
項目名 データ項目の論理的な名称及び物理的な名称
型/ドメイン データ項目のデータ型(文字型、日付型、等々)
長さ データ項目の桁数
必須 そのデータ項目が必須であるか、任意であるかの区別
PK/FK そのデータ項目がマスターファイルやテーブルのキー項目であるかの区別、主キーの場合は「PK」、外部キーの場合は「FK」
説明 そのデータ項目の概要の説明

図 「データ定義表の記載項目」

☆ 準備するもの

(1)グループ作業の場所

  • 対象業務の担当者(複数)が共同で「データ定義表の作成作業」を行うための場所と机・椅子等を確保します。

(2)データ定義表の様式

  • A3版の用紙1枚にデータ定義表の枠を書いたものを、複数枚用意しておきます。

(3)筆記用具

  • データ定義表に文字を書き込む筆記用具(鉛筆、消しゴムなど)を用意します。

☆ 作成方法

(1)情報実体関連図(ERD)の作成(もしくは用意)

  • 予め、分析対象の業務や情報システムに関すするERDを作成しておきます。

(2)情報システムのマスターファイルやデータベースの構造に関する資料の収集

  • 予め、分析対象の情報システムのマスターファイルやデータベースの構造に関する資料(情報システムの各種設計書の中のファイル設計部分やデータベース設計部分など)を収集しておきます。

(3)データ定義表の記述

  • ERDに示された「エンティティ」と「アトリビュート」を、データ定義表の「エンティティ」と「項目名」の列に記入します。
  • 分析対象の情報システムのマスターファイルやデータベースの構造に関する資料を読んで、データ定義表に記入した「エンティティ」と「アトリビュート」がそれぞれマスターファイルやデータベースの中でどのように定義されているか(型/ドメイン、長さ、必須、キー設定)について調べ、その結果をデータ定義表の該当する列に記入します。
  • データ定義表に記入した「エンティティ」と「アトリビュート」の概要を説明する文章を、データ定義表の「説明」の列に記入します。

☆ 作成例(川口市の場合)

川口市では、総務省の「平成17年度自治体EA事業」において、分析対象業務の担当者が参加した個別課題の解決方策の検討の中で、データ定義表を作成しました。



他の様式

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