1.5)行動成功要因分析
- 地方自治体の特徴や置かれている状況を踏まえ、目標を達成するための前提や刷新化の際のポイントに関する、庁内各部署の職員の合意形成を図る
☆作業の目的
刷新化の方向性策定では、地方自治体の特徴や置かれている状況を踏まえ、目標を達成するための方策を策定します。目標を達成するための方策を検討する際には、目標達成のための前提条件やポイント(重点的に検討すべき項目)を分析する必要があります。
目標達成のための前提条件やポイントには「目標達成のための単なる前提条件(成功要因)」と「相応の努力をしなければ達成できない前提条件(行動成功要因)」があります。ある目的を達成するための行動成功要因がある場合、目標を達成するための資源(ひと・もの・かね)投入にメリハリをつけることが求められるため、何を行動成功要因とするかについて、庁内各部署の職員の合意形成が必要となります。
本作業では、「環境分析」や「組織目標の確認」の各作業によって得られた検討参加者間の知識の共有をもとに、目標達成のための行動成功要因についての合意形成を図ります。
☆実施方法
- 検討参加者を集めた「行動成功要因分析(グループ作業)」の場を設けます。
- 「環境分析」の結果に基づき、「地方自治体の特徴や置かれている状況を踏まえ、目標を達成する上で、資源を重点投入してでもやらなければならないことは何か」を紙に書き起こし、グループ討議を通じて、行動成功要因を1つの図表にまとめていきます。
- 総務省の「平成17年度自治体EA事業」では、本作業において、行動成功要因分析図を用いた検討を実施しました。
→資料編1「行動成功要因分析図」
☆実施事例
- 川口市の場合
川口市では、総務省の「平成17年度自治体EA事業」において、部長、課長が参加した行動成功要因分析を実施しました。
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