2B.1)既存資料の収集
☆作業の目的
- 情報システムの現状(AsIs)分析作業を始めるにあたり、分析の基本となる「対象システムの仕様、運用保守契約、取り扱っているデータの量」などについての情報をそろえる必要があります。本作業では、情報システムの整理に必要な情報が記載された各種資料を収集します。
☆実施方法
- 対象業務の業務手順、使用している帳票、業務量などについての情報が記載された資料を庁内の各部署から収集します。主な資料としては下記が挙げられます。
(1) ネットワークに関する資料
(2) 各業務アプリケーションソフトウェアのシステム仕様書
(3) 各業務アプリケーションソフトウェアのユーザマニュアル、管理者マニュアル
(4) 過去に行った情報システムの調査結果
(5) 運用や保守に関する業務委託契約
- 仕様書やマニュアルが最新版に更新されていない場合は、担当システムの運用・保守委託事業者に最新版を提供するよう依頼します。
- 資料収集は「既存の資料を可能な限り集めること」とします。情報システムの現状(AsIs)分析作業のために「新たに資料を作成すること」は不要です。
- なお、本作業の冒頭で検討に必要な情報を必ずしもすべて収集している必要はなく、作業を進めいていく中で追加的に情報を収集することも可能です。
☆実施事例
- 川口市の場合
川口市では、総務省の「平成17年度自治体EA事業」において情報システムの現状(AsIs)分析作業を実施するにあたり、情報政策課が対象業務の担当課からの資料収集を行いました。
また紙様式などはコピーを入手しましたが、その際、個人情報等が記載されている部分は、その部分を黒塗りしたコピーを入手しました。
ページの先頭へ