第百四十五回国会
参議院行財政改革・税制等に関する特別委員会会議録

平成11年6月16日(水曜日)

○高橋令則君 私は最後に、市町村合併について質問をさせていただきます。

 私は地方で長年仕事をさせていただきました。この市町村合併についても直接やりました。その問題点を考えるとくたびれるぐらい経験があります。その中で一番必要なのはやっぱり地域のバランスの問題なんです。それから首長の意識なんです。それから当然ながらも議員なんです。これが、おまえのできた分はどのぐらいだと逆に言いますと、まず議会を説得しなくちゃいかぬ。それから、議会を説得するために、それを囲んでいる経済団体とか商工団体とかそういう連中をそこに全部徹底的に、議会に、議員に何とか言えというような形でやりました。それから、最後に知事の姿勢だったんですよ。したがって、この問題は、具体的にはもう時間もありませんので、私は非常に重要な問題だと思いますので、自治大臣の取り組みをお伺いして終わります。

○国務大臣(野田毅君) 御指摘のとおり、地方分権を積極的に進めなければいけない。そのためには、当然のことながら権限、財源等の移譲といいますか、自主性、自立性を高めていくシステムをつくるということも大事でございます。一方で、その受け皿になる自治体自身の事務遂行能力等々について、その組織力あるいは財政力等々の基盤強化をしなければいけない。そういった点で、この市町村合併ということは極めて大事な中心課題の一つであると考えております。

 細かくはもう時間の関係上申し上げませんが、本法案におきましても合併特例法の改正案を盛り込んで、平成17年までの期限ではございますが全力を挙げて、もちろん住民が中心になってる合併への仕事をしてもらわなければなりませんが、それを全力を挙げてバックアップできるように財政面等々の支援を行ってまいりたいということを盛り込んでおります。

○高橋令則君 ありがとうございました。

 終わります。(拍手)

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