概要
IGF京都2023について
インターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)とは
インターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)は、インターネットに関するあらゆる課題について、国連主催のもと、多様な関係者が対等な立場で対話を行うインターネット政策の分野で最も重要な会議の1つです。
IGFは、2006年の第1回会合以降毎年開催されています。2022年11月にエチオピア・アジスアベバで開催された第17回IGFでは、政府、民間企業、学術界、市民社会等から約2,500人が参加しました。
その閉会式においては、松本総務大臣からのビデオメッセージが議場で上映され,インターネットが包摂的な社会参画の基盤であり、ともに守り発展させなければならないこと、様々な課題に対応するためマルチステークホルダーアプローチによる議論の重要性をメッセージとして発信しました。
また、来年の日本開催について開催地が京都市であること及び開催期間が2023年10月8日~12日であることを正式に宣言しました。




IGF京都2023
本年、第18回目となる会合が京都で開催されます。
会合では、閣僚級、各国議員、若手の参加者等、幅広い参加者による約300のセッションが開催される予定でインターネットのあらゆる課題について自由な議論が行われる予定です。また、“IGF Village”を併設し、会場内で多数の企業等がインターネット関連の最新技術の展示やご紹介を行います。そのほか、催し物としてレセプションでは日本の伝統芸能の披露を行い海外の皆様にも日本の文化を楽しんでいただくイベントも予定しています。
全体テーマ
今回の京都IGFでは、誰一人取り残さない、自由で開かれたインターネットの発展を願い、“Internet We Want – Empowering All People -”(私たちの望むインターネット-あらゆる人を後押しするためのインターネット-)をメインテーマとして開催されます。さらに、インターネットに関するあらゆる課題を議論するために、今回のIGFでは、以下の8つのサブテーマが掲げられています。
サブテーマ
- ① AI・先端技術
- ② インターネットの分断回避
- ③ サイバーセキュリティ、サイバー犯罪、オンラインの安全性
- ④ データガバナンス・トラスト
- ⑤ デジタルデバイド・包摂性
- ⑥ グローバルデジタルガバナンス・協力
- ⑦ 人権及び自由
- ⑧ 持続可能性・環境
総務省としても、IGF京都2023の開催を通じて、より包摂的で実効的なIGFのあり方を探求し、自由で開かれた、安全で分断のないインターネットの維持・発展に向けた議論がなされることを期待し、尽力させていただくとともに、デジタル社会における国際連携の重要性を国内外にアピールしていきます。