7 設備投資 平成11年度における通信・放送産業の設備投資額は4兆908億円  「通信産業実態調査」(郵政省(現総務省))によると、平成11年度における通信・放送産業の設備投資額は4兆908億円(対前年度比4.5%減)と、3年連続で前年度比減となった。平成12年度における通信・放送産業の設備投資計画額も、4兆699億円(同0.5%減)と、平成11年度実績から更に減少する見込みとなっている。しかしながら、我が国の経済動向を背景に全産業の設備投資も減少傾向が見られ、全産業との比較では、平成9年度以降、全産業に占める割合が10%前後で推移しており、おおむね同水準で推移していると言える(図表1))。  なお、平成11年度の設備投資額の内訳は電気通信事業者3兆8,212億円(対前年度比5.2%減)、放送事業者2,696億円(同6.7%増)となっている。  平成11年度における通信・放送産業の設備投資額を主な産業と比較すると、通信・放送産業はリース業、電力・ガス業に次ぐ水準となっている(図表2))。 図表1) 通信・放送産業と全産業の設備投資額の推移(平成2年度を100とする) 図表2) 通信・放送産業と主な産業の設備投資額の推移