6 設備投資 −通信・放送産業における平成13年度設備投資計画額は1.7%増の見込み  平成12年度における通信・放送産業の設備投資額は4兆2,649億円(対前年度比4.3%増)と前年度比で増加に転じた。また、平成13年度の設備投資計画額も4兆3,378億円(対前年度比1.7%増)と、全産業の設備投資が減少に転じると見込まれる中、増加する見込みとなっている(図表1))。  通信・放送産業の平成13年度設備投資計画額について事業別にみると、電気通信事業が4兆152億円(対前年度比2.0%増)、放送事業が3,226億円(同2.1%減)となっており、電気通信事業の設備投資の伸びが通信・放送産業全体の伸びを牽引していることが分かる。さらに、電気通信事業について内訳をみると、移動系(1兆7,636億円、対前年度比10.3%増)の伸びが著しくなっており、携帯電話契約者数の増加や第3世代移動通信システム(IMT-2000)のサービス開始等の需要増加に対応し、移動系電気通信事業者が積極的に設備の増強を進めていることがうかがえる(図表2))。 図表1) 通信・放送産業の設備投資額の推移(平成4年度を100として指数化) 図表2) 通信・放送産業の設備投資額の内訳