(5)諸外国における取組 各国でコンテンツ振興政策の策定やデジタルアーカイブの構築が進む  デジタルネットワーク文化は、今日、国や地域固有の文化を継承・発展していく重要な担い手であり、政府でもその振興に取り組んでいる。我が国では、e-Japan重点計画-2002に基づき、コンテンツ・クリエーターの育成、デジタルコンテンツ流通の促進のための知的財産権の適正な保護及び利用等の施策を展開している。また、知的財産戦略会議が平成14年7月に策定した知的財産戦略大綱の具体的行動計画にも、優れたコンテンツ創出の推進、コンテンツの創作活動の保護と流通の促進等が盛り込まれている。  諸外国においても、EUではeEuropeアクションプランの一環として「eContent Programme」を実施し、韓国では2010年までに世界第5位のデジタルコンテンツ国家となるための「第一次オンラインデジタルコンテンツ産業発展基本計画」等を推進している(図表)。また、米国議会図書館のAmerican Memoryをはじめ、各国の図書館、美術館において、デジタルアーカイブの構築が進んでいる(資料1-4-1参照)。 図表 諸外国における主なコンテンツ振興政策 (注)諸外国の主要なデジタルアーカイブの事例については、資料1-4-1参照