5 電気通信ネットワーク (1)加入者系ネットワーク 光ファイバ網の整備が進むが、なお地域間の整備水準に格差が存在  加入者と電気通信事業者の収容局の間を結ぶ加入者系ネットワークは、メタリックケーブルによる固定電話、ISDN等が中心であったが、近年の高速かつ大容量のデータ通信に対するニーズの高まり等により、光ファイバ等の高速のアクセス網の整備が進んでいる(図表1))。  平成14年度末における光ファイバ網整備率は、電気通信事業者の集線点ベースで全国平均72%(対前年度比13ポイント増)と着実に整備が進展している。しかし、都市規模別では、政令指定都市及び県庁所在地級都市が89%(ビジネスエリアは97%)、人口10万人以上の都市等が73%(ビジネスエリアは85%)となっている一方、その他の都市では49%にとどまっており、依然として都市部と地方で整備水準に格差が存在している(図表2))。 図表1) 主な加入者系ネットワークの種類 図表2) 都市規模別光ファイバ網カバー率の推移 関連ページ:世界最高水準のブロードバンドについては、1-1-1(1)参照