(2)衛星 平成14年度末で13個の通信衛星が活動 1 静止衛星  平成14年度末における国内サービスに使用中の主な静止衛星は、図表のとおりとなっている。  静止衛星の主な利用分野は、通信衛星では、JCSAT、スーパーバード及びPASが企業内通信用、CSデジタル放送用及び衛星インターネット用で、N-STARが離島通信用、災害時等の迂回用及び移動通信サービス用として使用されている。平成14年7月には予備衛星としてN-STARc号が打ち上げられた。これにより、衛星移動通信サービスの一層の信頼性向上を図ることが可能となった。  また、静止衛星は全世界を対象とした移動通信システム等の国際サービスにも使用されており、主な衛星通信システムとしてインマルサット、インテルサットがある。 図表 国内サービスに使用中の主な静止衛星の概要(平成14年度末) 2 周回衛星  周回衛星は、平成11年3月からオーブコムジャパンが地球規模の双方向データ通信及び測位サービスを行っている。また、米オーブコム社は、平成14年度末現在、36機体制でサービスを行っている。