第6節 人材の育成 1 公立学校におけるIT教育 平成13年度末におおむねすべての公立学校がインターネットに接続 1 IT利用環境の整備  公立学校における教育用コンピュータの整備は、着実に進んでおり、平成13年度には児童生徒11.1人に1台の整備率となっている(図表1))。また、公立学校のインターネット接続率は、平成11年度の57.4%から13年度には97.9%に達し、ほとんどの公立学校がインターネットに接続している。動画像のスムーズな送受信が可能となる回線速度(400kbps以上)での高速インターネット接続校は、公立学校全体の37.3%になっている。また、普通教室のLAN整備率は、平成12年度の8.3%から13年度には21.1%に、ホームページを開設している学校は、平成12年度の31.3%から13年度には44.7%に増加している(図表2)、3))。 図表1) 公立学校におけるコンピュータ1台当たりの児童生徒数の推移 図表2) 公立学校におけるインターネット整備率の推移 図表3) 公立学校におけるインターネット接続内訳(平成13年度) 2 教員のIT指導力  子供たちに、IT教育を実施していくためには、教員がITを活用して指導ができる能力を修得することが不可欠である。公立学校におけるコンピュータの操作が可能な教員の割合は、平成11年度の66.1%が、13年度には84.9%となっている。また、教科指導を行うことが可能な教員は、平成11年度の31.8%が、13年度には47.4%になっている(図表4))。 図表4) 公立学校におけるコンピュータを操作・指導可能な教員の比率の推移 関連サイト:文部科学省(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/main18_a2.htm) 関連ページ:人材の育成については、3-6-2(1)参照