4 e!プロジェクトの実施 世界最先端のIT国家のイメージを提示  IT革命の推進には、国民のITに対する理解の増進が重要であり、e-Japan2002プログラムに基づき、「e!プロジェクト」が実施された。「e!プロジェクト」は、2005年に実現される世界最先端のIT国家のイメージを、我が国のみならず世界の人々に広くアピールするための施策である。  平成13年度第1次補正予算において、総務省は、経済産業省、国土交通省との共同で、電子政府・電子自治体の実現をはじめとした公共分野における最先端のIT化の実現に資する実証実験を行った。札幌市では、携帯情報端末を活用し、地下鉄電子チケットの購入及び動画受信・再生に係る技術の実証実験を行った。  また、平成14年度予算では、教育、地方行政等の6分野におけるITの利活用の在り方についての実証実験を行った。三鷹市では、教育分野において、小中学校、家庭等へ高速無線LAN環境を構築し、校内外で様々な教育用コンテンツを利用するための実証実験を行った。岡山市では、地方行政分野において、自宅等から映像及び認証局により本人性を確認し、納税証明書、身体障害者手帳の再交付等の申請を行うなどの実証実験を行った(図表1)、2))。 図表1) e!プロジェクトにおいて構築するシステム及び実証実験の概要(総務省関係分)(平成14年度) 図表2) 三鷹市及び岡山市での実証実験イメージ(教育分野、地方行政分野)