4 電波利用環境等の整備 (1)電波利用料制度 電波利用料制度の概要  今日、電波の利用は様々な分野に及び、増大かつ多様化の一途をたどっている。円滑な電波利用を確保するためには、1)有限な資源である周波数の逼迫への対応、2)電波利用の拡大に伴う行政事務量増大への対応、3)不法無線局急増への対応等の課題に対して、早急かつ的確な対処が必要となってきている。  総務省では、混信や妨害のない安定的な電波環境を維持するとともに、免許事務の機械化や能率的な電波利用の促進により無線局の急増に対処するなど電波の適正な利用のより一層の確保を目的に、無線局全体のための共益的な行政事務の費用を当該事務の受益者である免許人全体で負担する電波利用料制度を、平成5年4月から導入している(図表)。 図表 電波利用料の概要