(6)タイムスタンプ・プラットフォーム技術の研究開発 有効かつセキュリティの高いタイムスタンプを高速に付与する技術の研究開発  近年のインターネットの急速な普及は、インターネット上における取引や各種行政手続等を実現し、国民生活の利便性の向上をもたらしている。このような状況の中、ネットワーク上において行われた取引や手続等の時刻を正確に把握し、当該時刻を第三者に証明すること等が必要になってきている。また、標準時の配信や時刻認証サービス等の高度化やセキュリティの向上を図るためには、正確な時刻を配信・認証するための技術の研究開発を早急に推進することが重要である。  このため、総務省では平成14年1月から「標準時配信・時刻認証サービスの研究開発に関する研究会」を開催し、同年6月、タイムビジネスに関する内外の動向、将来イメージ、研究開発課題や研究開発方策等を示した報告書が取りまとめられた。これを受け、平成15年度から、日本標準時を利用し有効かつセキュリティの高いタイムスタンプを高速に付与することができる「タイムスタンプ・プラットフォーム技術」を確立するための研究開発を、産学官の連携により推進している。 図表 タイムスタンプ・プラットフォーム技術