3 雇用

平成14年における情報通信産業の雇用者数は364万人。全雇用者の6.8％

1 情報通信産業の雇用者数

　我が国における平成14年の情報通信産業の雇用者
数（注）は364万人であり、全雇用者に占める割合は6.8％となった。情報通信産業の雇用者数は、平成7年から11年にかけて微増傾向にあったものの、平成12年から3年連続で若干減少している（図表[1]）。

図表[1]　情報通信産業の雇用者数と全雇用者に占める割合の推移

　なお、平成7年以降、我が国の情報通信産業の雇用者数がほぼ横ばいであるのに対し、米国では雇用者数が増加し続けていたが、平成14年（2002年）においては対前年比で減少した（図表[2]）。

図表[2]　日米における情報通信産業の雇用者数の推移（平成7年を100として指数化）

2 産業別雇用者数

　平成14年の産業別雇用者数において、情報通信産業は、小売の631万人、建設の496万人に次ぐ雇用者数となっている。平成7年から14年にかけての情報通信産業の雇用者数の年平均伸び率は、0.1％減である（図表[3]）。

図表[3]　産業別雇用者数の推移

3 情報通信産業における部門別雇用者数

　情報通信産業における部門別雇用者数において平成14年に最も多い部門は、情報サービス業（約85万人）である。また、平成7年から14年にかけての年平均成長率をみると、最も高い部門は情報通信関連建設業（7.3％）であり、情報サービス業（4.1％）がこれに次いでいる（図表[4]）。

図表[4]　情報通信産業における部門別雇用者数の推移

（注）情報通信産業の雇用者数は、「平成12年国勢調査」（総務省）、「通信産業実態調査」（総務省）、「工業統計表」（経済産業省）、有価証券報告書等により推計。また、産業別の雇用者数は、「労働力調査年報」（総務省）を基に按分推計