(2)行動、支出の変化 インターネットは人々の日常の行動や支出に少なからず影響  インターネット利用者に対して、インターネットの利用による日常の行動の変化について聞いたところ、「睡眠時間」、「テレビを見る時間」、「雑誌を読む時間」等が減少したとする人が多い。また、家族や友だちと連絡を取る頻度が増加したとする人が多い一方で、家族や友だちと対面で話す時間は減少したとする人が多くなっており、メール等での連絡は頻繁に行うが対面での接触時間は減っている傾向にある(図表[1])。 図表[1] インターネット利用による生活時間・行動頻度の変化(2年前との比較)  インターネットの利用による支出面の変化については、「雑誌の購入金額」、「テレビゲームの購入金額」、「音楽CDの購入又はレンタル金額」等が減少したとする人が多い。インターネットが従来の娯楽や情報提供に係るサービスを代替している面があると考えられる(図表[2])。 図表[2] インターネット利用による支出の変化(2年前との比較)  インターネットの利用による消費行動の変化では、「商品情報をインターネットで収集することが多くなった」とする人が圧倒的に多い。商品情報の収集手段としてのインターネット利用が社会に広まっていることがうかがえる。また、ネットショッピングを行うことにより「ショッピング全体に使う金額が増えた」とする人が減ったとする人を上回っている(図表[3])。 図表[3] インターネット利用による消費行動の変化