4 地上デジタルテレビジョン放送の普及 地上デジタルテレビジョン放送は着実に普及、満足度も高い 1 地上デジタルテレビジョン放送の普及状況  平成15年12月に三大広域圏(関東・中京・近畿)において開始された地上デジタルテレビジョン放送は、順調に放送エリアを拡大している(図表[1])。また、地上デジタルテレビジョン放送対応受信機の出荷台数は急速に増加しており、平成17年4月末では累計で433.5万台となっている(図表[3])。 図表[1] 地上デジタルテレビジョン放送開局ロードマップ 図表[2] 地上デジタルテレビジョン放送の普及世帯数に関する普及目標 図表[3] 地上デジタル放送対応受信機の出荷台数 2 地上デジタルテレビジョン放送の認知、満足度等  地上デジタルテレビジョン放送の認知状況は、「知っている」と答えた人は78.4%、「アナログテレビ放送が視聴できなくなること」を知っている人は66.4%となっている(図表[4])。 図表[4] 地上デジタル放送の認知状況  地上デジタルテレビジョン放送を視聴している人の満足度は、「満足/やや満足」とする人が61.3%と高くなっており、「満足/やや満足」とする人は「画質がきれい」(86.2%)、「データ放送による多彩な情報」(42.9%)、「音質がよい」(39.3%)を満足した点として挙げている(図表[5]、[6])。 図表[5] 地上デジタル放送の満足度 図表[6] 地上デジタル放送を満足している理由(複数回答)  また、地上デジタルテレビジョン放送対応受信機を購入する予定がある人は何を重視しているかについては、「価格が安いこと」が78.1%と最も高く、次いで「画質・音質がよいこと」(50.1%)、「操作性がよいこと」(45.3%)となっている。地上デジタルテレビジョン放送対応テレビの希望購入金額は、「10万円以下」が32.0%と最も多い(図表[7]、[8])。 図表[7] 地上デジタル対応テレビ購入時の重視点(複数回答) 図表[8] 地上デジタル対応テレビ希望購入金額  さらに、地上デジタルテレビジョン放送に期待することとしては、「画質や音質のよい番組の視聴」(65.8%)が最も高く、次いで「地域情報や災害情報など暮らしに役立つ身近な情報の充実」(50.6%)、「データ放送画面でニュースや天気予報など最新情報の取得」(44.5%)となっている(図表[9])。 図表[9] 地上デジタル放送に期待すること(複数回答)