4 通信・放送の在り方に関する懇談会  通信のIP化・ブロードバンド化、放送のデジタル化を背景に、一層の通信・放送の融合・連携が進展する中、総務省では、国民が抱く様々な疑問や願望にこたえ、多様なサービスが国民に速やかに提供されることを目的として、「通信・放送の在り方に関する懇談会」が2006年1月から6月まで開催された。同懇談会では、[1]国民の視点から見た通信・放送の問題点、[2]いわゆる通信と放送の融合・連携の実現に向けた問題点、[3]それらの問題が生じる原因、[4]通信・放送の融合・連携のあるべき姿、[5]望ましい行政の対応の在り方を検討内容としている。  懇談会では、世界最先端の通信・放送インフラが完成する2011年をターゲットに、我が国の強みを発揮できる「ブロードバンド、モバイル、テレビ大国」の実現を目指し、融合法制の整備、通信関連の規制の見直し、放送の規制の緩和、NHK改革等について、総合的な提言がなされたところである。