2 ネットオークションの利用状況  インターネット利用者のうちネットオークションの利用率は31.1%に上っており、利用者のうち「落札者」(「出品・落札利用者」及び「落札のみ利用者」)の割合は94.5%、「出品者」(「出品・落札利用者」及び「出品のみ利用者」)の割合は43.4%となっている(図表1-8-12)。 図表1-8-12 ネットオークションの利用状況  取引品目について、ネットオークションと実店舗であるリサイクルショップ及びフリーマーケットとの比較を行うと、リサイクルショップ及びフリーマーケットでは「書籍・雑誌」の取引が多いのに対し、ネットオークションの利用品目は、特定の品目に利用が集中していることはない(図表1-8-13)。  リサイクルショップ及びフリーマーケットでは、取引市場の整備環境に差があるため、市場化が進んでいる分野に品目が集中するのに対して、ネットオークションでは、あらゆる商品について実店舗を仲介することなく、同一環境下で、直接取引を行うことが可能であるため、利用品目の多様化が進んでいるものと考えられる。 図表1-8-13 リサイクルショップ・フリーマーケットとネットオークションの利用品目