4 家庭におけるコンテンツ利用状況  家計のコンテンツ関連の年間支出総額は、9万959円(2005年)となっている。内訳としては、書籍、新聞等の印刷物が最も大きな割合を占めており、放送受信料がその後に続いている。傾向としては、新聞、テレビゲームの支出額が減少、書籍・新聞等の印刷物、放送受信料の支出額はほぼ横ばい、映画・演劇等入場料や音楽・映像メディアは増加傾向にある(図表1-9-7)。 図表1-9-7 コンテンツ関連の年間消費支出額  また、ネットワークを通じたコンテンツの購入金額は増加傾向にある。パソコンインターネットによるコンテンツ購入経験者の平均年間購入金額は8,338円、携帯インターネットによる平均年間購入金額は4,108円となっている(図表1-9-8)。  携帯インターネットによるコンテンツ購入金額は、パソコンインターネットによる場合より少額となっているが、有料コンテンツの利用経験では、パソコン経由では10.7%、携帯電話経由では27.8%と、携帯インターネットの方が高くなっている(図表1-9-9)。  携帯電話経由の有料コンテンツ利用が進んでいる背景には、通信料金の低下や端末の処理能力の向上のほかに、通信事業者が代金回収を代行することで、クレジットカードを所有していない利用者層も利用が可能になったこと等がある。 図表1-9-8 インターネットでのコンテンツの年間購入金額 図表1-9-9 インターネットによるコンテンツの購入経験者の割合