2 ネットトレードの利用状況  株式、債券等の有価証券の保有者のうち「インターネット経由」で有価証券を購入・売却している人の割合は49.8%となっている。特に、男性若年層では利用が進んでおり、男性20代では86.7%、30代では76.3%を占めている13(図表1-10-12)。  有価証券の取引手段としてのインターネットの利用割合は、年代が上がるにつれて低くなっており、20代や30代といった証券取引を始めて間もない人にとって、取引を始める契機としての有効な手段であり、「少額で気軽に取引を行える手段」として活用されていることが伺える。 図表1-10-12 有価証券の取引手段  インターネット経由で取引を行っている有価証券の保有額は、「200万円未満」が55.0%と最も多く、次いで「200万円以上400万円未満」の17.3%が続いている(図表1-10-13)。 図表1-10-13 インターネット利用による有価証券の保有額 図表1-10-14 証券取引におけるインターネットの利用理由 13 ただし、当該調査はインターネット利用者に限定されたものであることから、利用状況は実際よりも高い水準となっているものと思われる