1 求人・求職におけるネットワークの活用  企業の求人活動におけるインターネットの活用状況をみると、73.6%の企業が「自社の人材募集(求人・採用)」のためにインターネットを活用していると回答しており2、また69.3%がその効果を認めている3(図表1-11-1)。  一方、求職者については、現在新卒の8〜9割が就職活動においてインターネット、携帯電話等を活用している4。 図表1-11-1 インターネットの効果 2 第1章第7節1図表1-7-1参照 3 ICT化によって求人・求職活動の費用が急激に低下することから生じる問題も存在する。例えば、求人・求職費用の急速な低下(応募費用の低下等)の結果、求職者から膨大なエントリー情報(応募や問い合わせ)が企業に殺到し、人事担当部門はその対応に多大な業務負荷やコストがかかるといった問題も指摘されている。大竹(2005) 4 (財)社会経済生産性本部(2005)