2 ウイルス及び不正アクセス  2005年中のウイルス被害届出件数は85,700件1(図表1-13-3)、不正アクセスの検挙事件数は94件である。特に不正アクセスの検挙事件数、検挙人数は年を追うごとに増加している(図表1-13-4)。  ウイルス及び不正アクセスに対する対策状況は、個人については約6割が何らかの対策を行っており、対策内容は「ウイルスチェックソフトの導入」が35.7%と最も多く、次いで「メールや添付ファイル等を不用意に開かない」(30.2%)、「プロバイダ等提供ウイルスチェックサービス」(17.3%)となっている(図表1-13-5)。  また、企業については、「特に対応していない」企業は2.3%に過ぎず、対策内容は「パソコン等の端末(OS、ソフト等)にウイルスチェック」が80.5%と最も多く、次いで「サーバーにウイルスチェックプログラムを導入」(64.3%)、「ファイアウォールの設置」(46.8%)となっている(図表1-13-6)。 図表1-13-3 ウイルス被害届出数の推移 図表1-13-4 不正アクセス禁止法違反の検挙事件数等の推移 図表1-13-5 個人のウイルス・不正アクセス対策(複数回答) 図表1-13-6 企業のウイルス・不正アクセス対策(複数回答) 1 シマンテック社及びトレンドマイクロ社に届出のあったウイルスを発見し又はウイルスに感染した件数の合計