コラム 畜産物のトレーサビリティ  総務省では、畜産業務への電子タグ利用の有効性や課題等を把握するため、岐阜県畜産研究所の協力を得て、牛体内へ電子タグを投入する実証実験(2005年7月〜2006年2月)を行った(図表)。  実証実験は、牛体内に温度センサー付電子タグを投入してその個体識別と健康管理を行うとともに、枝肉にも温度センサー付電子タグを貼付して枝肉単位で保管時の温度管理を行うことにより、電子タグの利活用技術とシステムの運用・機能性能等の検証を実施した。  今後の課題としては、「電子タグの安定的な読み取り精度の検証」、「屋内での環境変化にも対応できる環境を検証」、「継続した運用による評価」、「適用フィールドの拡大」が挙げられている。 図表 (実証実験)電子タグによる牛のトレーサビリティシステム