(1)情報通信産業の最終需要額の推移 経済波及効果22は、消費や投資といった最終需要の発生によって誘発される。情報通信産業の最終需要額の推移を見てみると、情報通信関連製造、情報サービス、通信の3部門は他の部門に比べて規模が大きく、ここ10年間、増加傾向にある。その他の部門については、規模は小さいものの、研究、放送、情報通信関連サービス業の各部門で、最終需要額は増加傾向にあることが分かる(図表1-1-47)。図表1-1-47 情報通信産業の各部門における最終需要額の推移22 以下の経済波及効果の分析手法及び分析に使用したデータの詳細については付注9を参照