コラム 電子書籍市場の動向  電子書籍は、電子機器の画面に書籍データ等を表示するものであり、外出先でも読書可能な機器としては、 [1] 電子書籍専用端末 [2] PDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末) [3] 携帯ゲーム機 [4] 携帯電話端末 等がある。  電子書籍市場は、 [1] コンテンツの充実(メジャーなコミック作品等を含めた品ぞろえの充実、音楽・映像・ミニゲームと組み合わせたリッチコンテンツの登場等) [2] 携帯電話の表示精度等の機能の高度化や、パケット定額制の普及による料金低下 等から、既存の紙書籍の市場に比べれば規模は非常に小さいものの、近年急速に拡大しており、特に、手軽に読める携帯電話向け電子コミックが伸びている。  平成18年10月には、機器メーカー、出版社の子会社及び放送局による電子書籍事業会社が設立され、電子書籍専用端末の販売、書籍データのインターネット販売等が開始されている。