(2)ユビキタスセンサーネットワークの研究開発  人・モノの状況やそれらの周辺環境等をセンサーが認識し、センサー同士の自律的な情報の流通により状況へのリアルタイムな対応を可能とするユビキタスセンサーネットワーク技術の実現により、医療・福祉、防犯・セキュリティ、防災、環境リスクへの対応等様々な社会・経済活動におけるICTの側面支援が強化されることが期待される。このため、総務省では、多様なアプリケーションや新たなサービスの創出に資することを目的に、平成17年度から、ユビキタスセンサーネットワークに関する研究開発を行っている。  平成18年度は、 [1] 多数のセンサーがタイミング等を協調しながら確実に正確なデータを伝える技術 [2] センサーが自律的にネットワークを構成し、センサー自身の位置同定や遠隔保守管理を行う技術 [3] 多数のセンサーから収集されたリアルタイム情報を処理(単位化、抽象化、識別等)し、最適な状態で管理を行う技術 に関して基礎実験・改良を実施するとともに、これらの技術を活用した農業支援システムや子ども見守りシステムを構築し、実証実験を実施した。