4 家計におけるコンテンツ利用状況  総務省「家計調査」によると、平成19年の家計のコンテンツ関連の年間支出総額は、8万5,294円(対前年比2.5%増)となっている(図表2-3-4-1)。内訳としては、書籍、新聞等の印刷物が4万8,846円と最も大きく、放送受信料が2万1,445円で続いている。支出額の対前年比を見てみると、音楽・映像メディアが減少、書籍・新聞等の印刷物がほぼ横ばい、放送受信料は増加、テレビゲームは大幅な増加となった。 図表2-3-4-1 コンテンツ関連の年間消費支出額  総務省「平成19年通信利用動向調査」によると、過去1年間にパソコン又は携帯電話(PHS・PDAを含む)からインターネットによりデジタルコンテンツを購入した人は23.4%(対前年度2.5ポイント減)となっている。これをパソコンと携帯電話(PHS・PDAを含む)別に見ると、パソコンではインターネット利用者の11.6%が購入しているのに対し、携帯電話(PHS・PDAを含む)では24.5%が購入している(図表2-3-4-2)。 図表2-3-4-2 インターネットによるデジタルコンテンツの購入経験者の割合  また、ネットワークを通じたコンテンツの購入金額を見ると、パソコンインターネットによるデジタルコンテンツ購入経験者の平均年間購入金額は8,312円(前年9,011円)、携帯(PHS・PDAを含む)インターネットによる平均年間購入金額は4,263円(前年4,925円)となっており、いずれも前年に比べ減少となっている(図表2-3-4-3)。 図表2-3-4-3 インターネットによるデジタルコンテンツの購入金額(平成19年末)