(4)国際的なデジタル・ディバイドの状況  諸外国における情報通信サービスの普及状況を比較すると、高所得国と低所得国の間で大きな格差が存在しており、国際的な情報通信の利用格差(デジタル・ディバイド)は顕著である(図表2-6-1-6)。 図表2-6-1-6 所得グループ別固定電話・携帯電話・インターネット利用の普及率(2007年度)  2007年度(平成19年度)の普及率を見ると、高所得国6は、固定電話加入においては45.6%、携帯電話加入においては113.1%、インターネット利用においては57.6%とすべてに高水準にあるが、低所得国では固定電話加入においては2.5%、携帯電話加入においては17.2%、インターネット利用においては4.0%と低水準にとどまっている。両所得グループの普及格差は固定電話加入について43.1ポイント、携帯電話について95.9ポイント、インターネット利用について53.6ポイントと格差が大きなものとなっている。 6 所得国グループは、世界銀行が各国の2007年度(平成19年度)におけるドル換算での所得水準により、定義している。各国の一人当たりGNIは、世界銀行グループ“World Development Indicators Database”からの数値を採用した。なお、2007年度(平成19年度)GNIが報告されていない国々については、2006年度(平成18年度)及び2005年度(平成17年度)の数値を採用している