(2)教育の情報化とICTメディアリテラシーの向上  我が国の次世代を担う子どもたちが、早い段階からICTに親しみ、情報活用能力を向上させ、新しい知的価値、文化的価値を創造できる社会を構築することが重要であり、IT新改革戦略においても、「校内LANや普通教室のコンピュータ等のIT環境整備について早急に計画を作成し、実施するとともに、学校への光ファイバによる超高速インターネット接続等を実現する」ことを掲げているところである。そのため、総務省では、学校におけるネットワーク構築のモデルプランを示した手引書である「校内LAN導入の手引」を作成、ホームページで公開している。  また、小中学校におけるICT利活用を支援するため、文部科学省の協力の下に、平成18年11月から3年間、NHKが保有する学校向けの番組やビデオクリップ等のコンテンツを、希望する全国の小中学校を対象に無料で配信する大規模実証実験「オアシスプロジェクト」を行っているところである。  さらに、総務省では、今後のICTメディアの健全な利用の促進を図り、子どもが安全・安心にインターネットや携帯電話等を利活用できるようにするため、ICTメディアリテラシーを総合的に育成するプログラムである「伸ばそうICTメディアリテラシー〜つながる!わかる!伝える!これがネットだ〜」を平成18年度に開発し、平成19年7月から公開し、必要な更新を行いつつ、その普及を図っている。