4 家計におけるコンテンツ利用状況  総務省「家計調査」によると、平成20年の家計のコンテンツ関連の年間支出総額は、8万5,783円(対前年比0.6%増)となっている(図表4-5-4-1)。内訳としては、書籍、新聞等の印刷物が4万8,939円と最も大きく、放送受信料が2万1,907円で続いている。支出額の対前年比を見てみると、音楽・映像メディアが増加、書籍・新聞等の印刷物がほぼ横ばい、放送受信料は増加、テレビゲームは大幅な減少となった。 図表4-5-4-1 コンテンツ関連の年間消費支出額 総務省「家計調査」(総世帯)により作成 http://www.stat.go.jp/data/kakei/index.htm  総務省「平成20年通信利用動向調査」によると、過去1年間にパソコン又は携帯電話(PHS・PDAを含む)からインターネットによりデジタルコンテンツを購入した人は26.6%(前年から3.2ポイント増)となっている。これをパソコンと携帯電話(PHS・PDAを含む)の別にみると、パソコンではインターネット利用者の11.9%が購入しているのに対し、携帯電話(PHS・PDAを含む)では25.8%が購入している(図表4-5-4-2)。 図表4-5-4-2 インターネットによるデジタルコンテンツの購入経験者の割合 (出典)総務省「平成20年通信利用動向調査」 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html  また、インターネットを通じたコンテンツの購入金額をみると、購入した金額で最も割合が多いのは、パソコンからが「2,001円から5,000円」で21.6%、携帯電話が「501円から1,000円」で19.9%となっている(図表4-5-4-3)。 図表4-5-4-3 インターネットによるデジタルコンテンツの購入金額(平成20年末) (出典)総務省「平成20年通信利用動向調査」 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html