(2)「ユビキタス特区」事業の推進  「ユビキタス特区」は、我が国が国際的に優位にあるユビキタスネットワーク技術等を活用し、世界の需要にこたえうるICTサービスの開発・実証プロジェクトを「ユビキタス特区」9地域を中心に集中的に実施することにより、我が国ICT産業の国際競争力を強化することを目的として平成20年1月に創設され、22年度末までを実施期限とするプロジェクトである。  総務省が平成19年度に提案募集を行った結果、188件の提案が寄せられ、検討の結果、グローバル市場に対応できる移動通信端末の開発支援プラットフォームの実証やマルチワンセグメントサービスの実証等、28のプロジェクト(35の市区町村で実施)を決定し、順次プロジェクトを開始している。  また、総務省が平成20年度に、従来の「ICT産業の国際競争力強化」に加え、「都市の国際競争力強化」や「地域再生・産業創造」について、新たに提案募集を行った結果、29件の提案が寄せられ、検討の結果、21年3月に、ユビキタス物流、地域活性化、ITSに関する3件をユビキタス特区として決定した。これら3件は、今後、平成21年度から22年度までの2年間で実施する予定である。 9 参考:ユビキタス特区:http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2007/070618_5.html、http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2008/080623_2.html