(1)ICT分野におけるエコロジー対応  ICT分野においては、ICT機器の利用の拡大に伴うCO2の排出量の増大、ICT機器の生産から廃棄に伴う環境負荷の増大等の問題があり、早急な対応が必要とされている。  総務省は、こうした点を踏まえ、通信事業者等によるこれまでの取組状況の評価等を行いつつ、今後のエコロジー対応の推進方策について検討することを目的として、平成20年11月から「情報通信分野におけるエコロジー対応に関する研究会」41を開催し、21年5月に報告書を取りまとめたところである(図表5-4-10-1)。 図表5-4-10-1 情報通信分野におけるエコロジー対応に関する研究会報告書の概要  エコロジー対応策としては、例えば携帯電話事業者を含む通信事業者等による、様々な分野のCO2排出削減に貢献するICTの利活用の一層の推進や、ICTの利活用自体によるCO2排出の削減、携帯電話事業者等が自主的に行う携帯電話端末等のリサイクルやリユースの推進等が期待される。 41 参考:情報通信分野におけるエコロジー対応に関する研究会:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/chousa/ecology/index.html