第3節 すべての国民の社会参加を支えるICT キーワード テレワークの普及状況と普及への課題、テレワークの導入目的と効用、チャレンジド(障がい者)の雇用・就労状況、チャレンジド(障がい者)のICT利用状況、ICTを活用したチャレンジド(障がい者)の社会参加・生活支援、高齢者のインターネット利用状況と課題、アクティブシニアのICT利用促進、高齢者の生活を支えるICT(遠隔医療、ユビキタスネットワークロボット技術、脳科学とICTを融合した脳情報通信技術)  主権者たる国民が社会に参加する機会を保障することは民主主義の根幹であるが、ICTを活用することによりこれまで社会参加の機会が得られにくかった女性、チャレンジド(障がい者)、高齢者等の社会参加を支えることが期待される。たとえば、ネットワークを通じて働くことを可能とするテレワークによる女性やチャレンジドの就労は、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)に貢献し生活の質を向上させるだけでなく、地域社会の人々とのふれあいを通じて地域の絆を再生する効用がもたらされると考えられる。そこで本節では、我が国におけるテレワークの普及、チャレンジドのICTによる社会参加、高齢者のICT利活用の現状について検証するとともに、先進的な取組について紹介する。