第2節 ICTが支えるイノベーションとグローバル展開による競争力強化 キーワード イノベーションによる高付加価値な財・サービス創出の必要性、独自の観点に基づく我が国のイノベーション環境の検証、イノベーション環境が一国全体に及ぼす経路の明確化、効率的なイノベーション環境整備に向けた日本の課題、我が国の起業活動の現状(起業家割合(TEA)、会社登記数)、若者(76世代)によるベンチャー、創業各段階における「人・組織」「戦略」「ファイナンス・資本市場」面でのICT活用事例、経営者自身によるICTを用いた情報発信、安価な外部ICTサービス活用による本業への資金集中投下、ICTによるコミュニケーション活性化及び自発性向上、地方でICTを活用して起業することの優位性、グローバル展開による競争力強化、ICTを用いたユーザーとの協働、UGD、現地市場・消費者のニーズの吸い上げ、消費者の洗練度、日本の強み、課題先進国としての経験・ノウハウ、ICTを組み込んだ社会インフラシステム、災害、環境・省エネルギー、技術力、アジアに立地する地理的優位性、他国の課題解決に貢献、アジアの成長を日本の成長に  本格的な少子高齢化社会に向かっている成熟社会の我が国では、国家や企業のみならず、個人も含めてこれまでとは違う新しい思考で成長への道筋を切り開いていく必要がある。そこで本節では、イノベーションが主導する成長の必要性とそれを支えるICTの役割について検証するとともに、ICTを活用して利用者と協働し又は我が国の強みを生かしグローバル展開することにより、競争力を強化する道筋について検証する。