3 電気通信の利用状況 (1)総通信回数・総通信時間 ●携帯電話発信を除き、通信回数、通信時間ともに減少しており、1契約当たりの1日の通信時間については全般的に減少傾向  平成20年度における我が国の総通信回数は1,137.2億回(対前年度比2.9%減)、総通信時間は42.1億時間(同0.7%減)であり、いずれも減少が続いている。  発信端末別にみると、携帯電話発の通信回数が554.1億回(対前年度比3.8%増)と引き続き増加している一方、固定端末5発の通信回数は567.5億回(同8.4%減)と減少している。また、PHS発は15.5億回(同14.9%減)となっており総通信回数における割合では、携帯電話発信への移行が続いている。  発信端末別の通信時間では、固定端末発が19.8億時間(対前年度比9.3%減)と平成14年度から減少し続けているのに対し、携帯電話発は20.9億時間(同9.9%増)、PHS発は1.4億時間(同9.9%減)となっている(図表4-3-3-1、図表4-3-3-2)。 図表4-3-3-1 通信回数の推移(発信端末別) (出典)総務省「トラヒックからみた我が国の通信利用状況」 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/24302.html 図表4-3-3-2 通信時間の推移(発信端末別) (出典)総務省「トラヒックからみた我が国の通信利用状況」 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/24302.html  平成20年度における、1契約当たりの1日の通信時間は、固定通信では、加入電話が3分58秒(対前年度17秒減)、ISDNは14分18秒(同46秒減)、IP電話が3分26秒(同9秒減)であった。また、移動通信では、携帯電話が3分16秒(同9秒増)、PHSが4分57秒(同18秒減)であった(図表4-3-3-3)。 図表4-3-3-3 1契約当たりの1日の通信時間の推移 (出典)総務省「トラヒックからみた我が国の通信利用状況」 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/24302.html 5 「固定端末」は加入電話、公衆電話、ISDN及びIP電話の総計(なお、IP電話は平成16年度から集計)