5 ICT人材の育成 (1)高度ICT人材の育成  我が国が引き続き世界最高水準のICT国家であることを維持し、国際競争力の維持・向上を図っていくためには、技術進歩の著しいICT分野に関する高度な知識や技能を有する人材の育成が重要である。  このため、総務省では、平成13年度から、情報通信人材研修事業を実施する第三セクターや公益法人等に対し、当該事業に必要な経費の一部を助成する「情報通信人材研修事業支援制度」を実施しており、同22年3月までに772件に対し助成を行い、約2万7,000名に対して研修を行っている。  また、平成21年12月に公表された「原口ビジョン」において、2020年までに35万人の高度ICT人材を育成することとしている。  これらを踏まえ、総務省では、今後、産学官が連携してクラウドコンピューティングを活用した実践的な遠隔教育システムの開発・普及を促進すること等を通じて高度ICT人材の育成を支援することしている。