2 情報化投資と経済成長 (1)情報化投資と情報通信資本ストックの現状 ●近年増加傾向にあった我が国の情報化投資及び情報通信資本ストックは、共に減少し、増加率はいずれも米国に2倍以上の差をつけられている  情報化投資について、日本と米国を比較してみると、2009年の我が国の実質情報化投資は、対前年比9.1%減の18.9兆円、民間企業設備投資に占める情報化投資の比率は26.4%であった(図表4-2-2-1)。内訳をみると、ソフトウェアの占める割合が47.9%と最も高く、電子計算機本体・同付属装置が41.9%、電気通信機器が10.3%となっている。一方、2009年の米国の実質情報化投資は、対前年比0.2%減の5,585億ドル、民間企業設備投資に占める情報化投資の比率は44.5%であった(図表4-2-2-2)。内訳をみると、電子計算機本体・同付属装置の占める割合が42.5%と最も高く、ソフトウェアが32.5%、電気通信機器が25.0%となっている。 図表4-2-2-1 日本の実質情報化投資の推移 (出典)総務省「ICTの経済分析に関する調査」(平成23年) http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/link/link03.html 図表4-2-2-2 米国の実質情報化投資の推移 (出典)総務省「ICTの経済分析に関する調査」(平成23年) http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/link/link03.html  1995年の日米の実質情報化投資額を100として指数化し、比較すると、1995年から2009年の間の日本の情報化投資の伸びは1.85倍であったのに対し、米国の伸びは4.64倍となっており、米国の情報化投資の増加率は、日本の約2.5倍となっている(図表4-2-2-3)。 図表4-2-2-3 実質情報化投資の推移の日米比較 (出典)総務省「ICTの経済分析に関する調査」(平成23年) http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/link/link03.html  2009年の我が国の情報通信資本ストックは、前年比1.5%減の45.8兆円で、民間資本ストックに占める情報通信資本ストックの比率は3.7%であった(図表4-2-2-4)。内訳をみると、ソフトウェアがほぼ半分の49.0%を占めており、そのほか、電子計算機本体・同付属装置が38.6%、電気通信機器が12.4%となっている。 図表4-2-2-4 日本の実質情報通信資本ストックの推移 (出典)総務省「ICTの経済分析に関する調査」(平成23年) http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/link/link03.html  また、2009年の米国の情報通信資本ストックは、対前年比5.1%増の1兆2,920億ドル、民間資本ストックに占める情報通信資本ストックの比率は10.0%であった(図表4-2-2-5)。内訳をみると、電子計算機本体・同付属装置が38.3%、ソフトウェアが32.8%、電気通信機器が28.9%となっている。 図表4-2-2-5 米国の実質情報通信資本ストックの推移 (出典)総務省「ICTの経済分析に関する調査」(平成23年) http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/link/link03.html  1995年の日米の情報通信資本ストックを100として指数化し、比較すると、1995年から2009年の間の日本の情報化投資の伸びは2.16倍であったのに対し、米国の伸びは4.98倍となっており、米国の情報化投資の増加率は、日本の約2.3倍となっている(図表4-2-2-6)。 図表4-2-2-6 情報通信資本ストックの日米比較 (出典)総務省「ICTの経済分析に関する調査」(平成23年) http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/link/link03.html