（3）衛星移動通信

●衛星移動通信サービスの無線局数は毎年増加しており、平成22年度末では8万3,607局にのぼる

　衛星移動通信システムは、自動車、船舶、航空機等の移動体に設置した無線局や衛星携帯電話端末から、通信衛星を経由して通信を行うシステムである。
　衛星移動通信システムには、
　[1]　静止衛星（N-STAR、インマルサット）を利用したシステム
　[2]　周回衛星（イリジウム、オーブコム）を利用したシステム
があり、携帯電話の電波が届かない山間地や海上、上空等のほとんどをカバーしている。また、比較的災害に強い通信手段としても注目されている。
　平成22年度末における衛星移動通信サービスの無線局数は、8万3,607件となっている（図表4-3-5-4）。

図表4-3-5-4　衛星移動通信サービス無線局数の推移
総務省資料により作成