(1)健康情報活用基盤(EHR)の推進  健康情報活用基盤(EHR:Electronic Health Record)は、個人が自らの医療・健康情報を生涯にわたって電子的に管理活用することを可能とするもので、個人の健康情報の有効活用により、医療機関間の継続性ある医療の提供や日常的な健康増進対策に資することが可能である(図表5-4-6-1)。 図表5-4-6-1 健康情報活用基盤(EHR)のイメージ  総務省、厚生労働省及び経済産業省は、平成20年度から22年度まで沖縄県浦添市において、健康情報活用基盤(EHR)構築に向けた実証事業である「健康情報活用基盤構築事業」を実施した。この実証事業の結果を受け、平成23年度において、引き続き厚生労働省・経済産業省と連携しながら、EHRの全国整備に向け、広域共同利用型のEHRシステム(処方せんの電磁的交付、医療・介護連携支援、共通診察券の活用)の確立・普及に向けた実証実験を実施する。