(2)携帯電話を軸としたグローバルな格差の縮小  固定電話、携帯電話、インターネット及びGDPの1990年(平成2年)から2010年(平成22年)までのグローバルな格差の状況について、累積構成比(ローレンツ曲線)を描いてみると、いずれについても、格差は縮小傾向にある(図表1-2-3-2)。ただし、固定電話では2005年(平成17年)までは、格差が縮小している傾向にあるが、2010年(平成22年)ではその傾向が鈍化している。一方で、携帯電話、インターネットは格差の縮小傾向は大きく、携帯電話を軸としてグローバルな格差の縮小がなされていることがうかがえる。 図表1-2-3-2 固定電話・携帯電話・インターネット・GDPにおける格差の状況 (出典)篠崎彰彦「「グローバルな視点でみたICTの奔流」国際大学GLOCOM研究ワークショップ発表資料」(平成24年)