(2)街づくりにおけるICTの活用状況について  街づくりに関し、ICTの活用がどのような状況か調査を行った。まず、前提となる地域経営に係る戦略の存在の有無を尋ねたところ、具体的な戦略の実施・検討に至っている自治体は約3割にとどまり、戦略の必要性は認識しているが、具体的な検討には至っていないとする自治体が、約6割に及ぶ(図表1-5-1-3)。 図表1-5-1-3 地域経営に係る戦略の実施状況  地域経営戦略の実施・検討を行っている自治体に対してデータ活用の有無を聞いたところ、既に活用しているとの回答が20.8%、必要性は感じるが活用には至っていないとの回答が65.1%となっており、これら団体についてデータ活用におけるICT利用を聞いたところ、既に活用しているとの回答が6.6%、必要性は感じるが活用には至っていないとの回答が85.9%となっている(図表1-5-1-4及び図表1-5-1-5)。  街づくりに関して、多くの自治体は地域経営の戦略や、その立案・実施におけるデータの活用などについて必要性を感じていることがわかる。 図表1-5-1-4 地域経営戦略の立案・実施におけるデータ活用 ※地域経営戦略の実施・検討を行っている自治体が対象。 図表1-5-1-5 データ活用におけるICT利用 ※ 地域経営戦略の実施・検討を行っており、データ活用を実施・必要性を感じている自治体が対象。 (出典)総務省「地域におけるICT利活用の現状及び経済効果に関する調査研究」(平成24年)