5 地球環境問題に関するICTの貢献  近年、地球温暖化問題が深刻さを増す中で、ICTは安全・安心な社会の実現や、利便性の向上、地域経済の活性化に大きく寄与するとともに、業務の効率化を通じて、地球温暖化問題への取組にも貢献できると期待されている。その一方で、ICT機器の増加、高機能化等による電力消費量の増加に伴う地球温暖化への配慮が求められているところである。  地球温暖化対策について、我が国においては、京都議定書第一約束期間以降の我が国の温室効果ガスの削減目標となる「中期目標」を、「2020年(平成32年)までに1990年(平成2年)比25%減」と発表している。ポスト京都議定書への流れの中で、中期目標(2020年(平成32年))におけるICT分野の気候変動に与える影響を分析することは、今後の政策立案等において重要であり、総務省では次の取組を実施している。