(3)脳の仕組を活かしたイノベーション創成型研究開発 近年、脳の活動の仕組や機能の解明が進展する中、総務省及びNICTでは、脳の仕組を活かし、日常生活での行動・意思伝達支援において必要となる簡単な動作や感情などを頭の中で考えることでネットワークを介して移動支援機器やコミュニケーション支援機器などに伝える技術などの研究開発とともに、それら技術に関する倫理・安全面などに関する社会調査を実施している。平成24年度については、携帯可能な脳活動計測装置で簡易に脳波を計測するための電極の改良や、生体情報・環境情報と同時に取得した日常生活時の脳活動情報を蓄積・参照し、解読する技術の基本機能の試作・検証などを行った(図表5-7-3-3)。 図表5-7-3-3 ネットワーク型ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)