第5節 電気通信事業 1 電気通信市場 (1) 市場規模 ●電気通信事業の売上高をみると、移動通信が全体の過半数を占め、役務別ではデータ伝送役務の占める比率が年々上昇 平成24年度における電気通信事業の売上高は、12兆9,551億円(前年度比2.4%減)となっている(図表5-5-1-1)。 図表5-5-1-1 電気通信事業の売上高の推移 総務省・経済産業省「平成25年情報通信業基本調査」により作成 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics07.html 固定通信と移動通信の売上比率をみると、固定通信の割合が32.1%、移動通信(携帯電話及びPHS)が52.3%となっている(図表5-5-1-2)。売上高の役務別比率をみると、音声伝送役務の割合が全体の37.6%であり、データ伝送役務は46.8%となっている(図表5-5-1-3)。 図表5-5-1-2 電気通信事業者の固定通信と移動通信の売上比率 (出典)総務省・経済産業省「平成25年情報通信業基本調査」 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics07.html 図表5-5-1-3 売上高における役務別比率の推移 総務省・経済産業省「平成25年情報通信業基本調査」により作成 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics07.html また、平成25年度の携帯電話のARPU(Average Revenue Per User:1契約当たりの売上高)は4,513円となっており、そのうち、音声通信以外のARPUは3,186円、音声のARPUは1,284円となっている(図表5-5-1-4)。 図表5-5-1-4 携帯電話のARPU(1契約当たりの売上高)の推移 各社資料により作成