3 グリーンイノベーション、ライフイノベーションへの貢献 (1) スマートグリッドにおける情報通信技術の研究開発・標準化等 総務省では、地域レベルでのエネルギーマネジメントの実現に向けて、情報通信技術(ICT)の観点から研究開発・標準化等に取り組んでいる。具体的には、スマートグリッドの本格的な普及に伴い、通信ネットワークに大きな負荷がかかった場合でも、通信の安全性・信頼性を確保する通信ネットワーク技術の実証や、個々の建物におけるエネルギー使用量を高精度かつ高信頼で最適に制御するための情報通信技術の研究開発を実施している。また、高度なエネルギーマネジメントの実現に必要となる通信用機器・設備等に対する補助事業を、東日本大震災の被災地域において実施しているところである(図表6-6-3-1)。 図表6-6-3-1 スマートグリッドの通信ネットワーク技術高度化実証事業における実証イメージ さらに、これら事業の成果を踏まえつつ、ITU-Tにおいてスマートグリッドにおける通信アーキテクチャに関する標準化提案を行う等、標準化活動を推進している。